「ん…何よマルコ…」



「何じゃないよ…あんた当てられてるし」



「えっはいっ」

とアタシが慌てて立ち上がると同時に

「せりざわ〜」



そうご自慢のアゴを突き出して…アゴ山は左手をピンと伸ばして…いつものように廊下を指差した。