その部屋はたたみ6畳の和室で…たたみは擦り切れていた。 一日中光さえ当たらないような部屋…コタローはこんなとこで…一人で住んでたの…それとも…誰かと… アタシが部屋にあがると…部屋の右辺りに白い封筒があった。 それを拾いあげると2通あって…一つは「花奈へ」と書いてあり…もう一通は「退学届」とコタローの下手くそな字と書かれていた。