その頃…コタローはさっきの降り口のところで…ヒロと話していた。 「瀬崎君…やっぱり花奈と付き合ってんの」 「せやな…オレにもよう解らんねん…花奈の気持ち…何ヶ月も待っとんのに未だに返事なしやで…どう思うヒロ」 「オレにも解んねえよ…でも瀬崎は花奈のこと好きなんだろ」 「当ったり前じゃんヒロ知らないの…学校じゃベタベタして…もう熱いったらないんだから…有名だよ…ねえ…コタロー君」 「ほなオレ行くわ。花奈待たせるとまたうるさいかんな…じゃあな」