「そりゃそうだろうけど…コタロー…あんな凄いのに…なんでうちみたいな弱小校なんかに来たん」 「なんでやろな…」 その瞬間…コタローの声が曇り…沈黙が続いた。 何でもはっきりと…あからさまに物を言うコタローが…アタシに初めて見せた…悲しそうな「なんでやろな」だった。