何も思われないように、笑顔で出ていく



本当にダメだなぁ


もっと強くならなきゃ!!




目に浮かぶ涙をふいて、しばらくしてからまた、部屋に入って行った




「おぉ?スイカ!?」


部屋に入るとスイカが置いてある



「うん。お母さんが」



といいながら、美香は何かを隠した


「?
なにそれ。」


「夏休みの作文の宿題」



「えー見せてぇ!」


押さえている腕を無理やり動かそうとしても、

恥ずかしいから無理

の一点張りで見せてくれない




いいや、諦めよ


「スイカ食べていい?」



「あーれー?宿題やらなくちゃ、いけないんじゃなかったけ?」


「な、!!」



むーとお互いにらみ合う





「ぷっ」


「ぷはっ」




美香には敵わない


嫌な思いも、全部消してくれる




ありがとう 美香