先生が、文香か、一花か、迷っているとき

「私が一花です」

すばやくいった

一花チャンは「はぁ?」という顔をしていたけど

「じゃあ、一つ縛りが、一花さんだな?」

「はい!」

わたしはそうこたえた

「うそでしょ?」という顔をして

生徒手帳を取り出した一花チャンは

私を嫌いになったかな