「ただいま」

まっすぐにまっすぐに気持ちを伝える

「おかえりぃぃ!一花ちゃん☆」

「ねぇ文香」

「なぁにぃ??」

「学校での入れ替わりやめよ」

私は一花だから、文香じゃやだ

文香は少しびっくりした顔を見せた

「なんで」

でも、少し冷静さを、取り戻した

「わたし、樋渡君・・・渉君がすきなの」

「なんで!なんで渉君なのよ!!!!!!」

そのとき文香のなかで何かが切れたようだった

「かれは私を、一花って、読んでくれる」

「・・・・」

だまった文香

「そぅ?よかった、応援するね!」

「ありがと」

「でもぉ明日だけ、まだ一花でいさせて?」

「うん!」

そう

これがいけなかったのかな

いきなりやさしくなった文香

今さっきまであんなんだったのに

何で気にしなかったんだろう