な 何?この状況!


みんなあたしを見たことがないせいか、


だれも喋りかけてこない!


この合コンに誘ってくれたりほでさえ、


喋りかけてこない!!


あたしはむなしくなって


一番はじのせまい席にすわった。


ああ・・・帰りたい。


帰りたいけど帰れない。


この状況で帰れたほうがすごい・・・


どうしよう・・・



そんなことを考えていた、そのとき、


「あれー?君、何してんの?」


1人の男が話しかけてきた。


耳にピアスをし、征服のズボンを下げ、


髪の毛は金に染めている。


怖い!逃げたいぃぃ!


「えっと・・・あ、あたしは


りほに誘われてついてきたんです。」


やっとのことで話せられた。


「へ~。名前なんてゆーの?」


「えっと・・・あいですけど。」


「へ~!あいってゆーんだ!


おれはたかひろ!!よろしくな!」


「あ・・・はい、よろしく・・・」


たかひろ・・・。



たかひろは右手を出してきた。


あくしゅ・・・の合図だろうか・・・?


とっさにそう読み取ったあたしは


同じく右手を出し、あくしゅをした。


たかひろはにこっと笑って


そのまま隣に座った。


うわ・・・気まずい!


なにも隣に座る、までしなくても・・・



そのままとくに話すというわけでもなく、


時間は刻々と過ぎてゆく。


そして・・・


「あ~!もぉ9時だぁ!うち親に


おこられる~!そろそろかえろーよ!」


りほが言った。


「え~?まじ??りほんち


9時で怒られんの??まじこえー!」


ゆきながりほに返事した。


よかった。やっとこのときが来た!


やっと帰れる!


その時だった!