『ハァ…』 絢香は大きな溜め息と同時に眼鏡を外した 『そうだよ。私が紅の絢香だよ!何か文句ある?』 もう絢香は半分、ヤケクソになっていた その隣では申し訳なさそうに美鈴が小さくなっていた 恵達は目の前の現実が受け止めきれず呆然と立ち尽くした まさか…自分がケンカを売った相手が紅の絢香だったとわ… ………