絢香は冷静な口調で美鈴達に声を掛けた 『おい!やめろ…』 だが絢香の声は二人の飛び交う怒鳴り声や悲鳴に掻き消された コイツらだっきゃ〜… 『やめろって言ってんだろうがぁー!!』 とうとう絢香の怒りが頂点に達してしまった 絢香の一言に辺り一面まるで時間が止まったかのように静まり返る 『そ…総長!す…すいません!』 『ん…総長…?』 恵が我に返った 『バカ…美鈴お前…』 美鈴は『しまった』と言わんばかりに慌てて口を覆ったが もう遅かった… 『え…?新庄が…紅の絢香…さん…?』 ………