その瞬間、絢香は固まった
それと同時にその女も固まった
神社に冷たい風が吹き抜け静まり返る
み…美鈴…?
そ…そ…総長……?
二人の異変に気付き恵が口を開く
『どしたんすか美鈴さん?』
『うるさい黙れ!』
美鈴はすぐさま絢香に近づき胸倉をつかみ掛かった
そして極端に大きな声で叫んだ
『何見てんだコラァ!』
その直後、誰にも聞こえないほどの声で美鈴は絢香に話しかけた
(何してんすか?総長…)
絢香も同じように話し出す
(色々あってな…正体バラす訳にも行かないし…つかあいつら誰だ?)
………
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