『………』 優子は玄関で立ち止まる その背中は悲しみに覆われていた 『ちゃんと罪償ってさ…俺達と生きようぜ!』 絢香は言った その言葉にウソ偽りなど一欠けらもなかった それは腐りかけた優子の心を動かすのに十分すぎる言葉だった 優子は振り返る事なく玄関のドアに手を掛ける そして小さく呟いた 『バッカじゃ…ねえの…』 優子はそう言い残し部屋を出た 『なんだよアイツ!ムカつくなぁ!』 美香が口を開いた すると雫が美香の頭をポンと叩く 『泣いてたよ』 ………