『ダメじゃないけど…彼女に変な勘違いさせたら悪いし…』



『それなら大丈夫。俺が何してても気にしないから!』



弘樹は強がって笑って見せた



『それなら良いですけど。』



『やった!じゃあ番号交換しよ』




弘樹はポケットから携帯を取り出し電話帳に打ち込んだ



『じゃあまたね!今日は本当にありがと。』



『こちらこそ。ごちそうさまです』



そう言って弘樹は走り去って行った



外はいつのまにか日が沈み街が黄金色に輝いていた



『さ…帰ろ。』



………