美香は泣きながら通帳を受け取った 『バ〜カ。泣くなよ。』 『うぅ…だって…』 絢香は美香を抱き寄せた 『よしよし。もう一人で抱え込むなよ! お前らみんな…俺が守ってやるから』 美香は涙でグシャグシャになりながら何度も大きく頷いた 『よし!じゃあ帰るぞ』 絢香は美香にヘルメットを被せ単車に乗せた 帰りの間… 美香は涙が止まらなかった 絢香さん…ありがとう… ………