アクリルの向こうのブルー

そうなると碧依は、

一人教室の隅で

読書をしたりして、

やり過ごした。

しばらくすればまた、

男の子達が、

遊びのメンバーに

誘ってくれる。

碧依には

弟がいたから、

男の子達と話を合わす事は

難しい事ではなかった。