「萌??どうした?」 「・・・ひっく・・・ごめ・・」 ぎゅ――――――――― 伊織君は泣いてる私を 椅子から立ってぎゅっと抱きしめてくれた。 「なにされたんだ?・・・」 「い・・おりくんに・・・」 「うん・・・。」 「あそ・・こに・・つれて・・こ・・・られて...」 「うん・・・それで?」 「それで・・・あたし・・・」 私がその先を言えなくって 困ってた時...。 伊藤君はもっとぎゅって抱きしめてくれたんだ。