「なんか...俺が行った時すごいこと になってたから...。」 「・・・・私。」 「ん・・・?」 伊藤君は椅子をベッドの方に向けて 私の目をしっかりと見てくれた。 「私は、あんなこと、したくなんてなかった。」 「うん...。」 あのときのこと思い出すだけで...。 涙があふれ出す...。