大人のなり方


試合はそのまま、この回の

点数が反映され

1-0でゲーム終了となった。






「タテ、すっごかったね!」

「うん」



試合の帰り、奈美は興奮した

口調でまどかに話しかける。




「あんなに足速いなんて!!

まどか、知ってた?」




「う・・ん、速いとは

聞いてたけど。思ってたより

はやかったな。」



「そうだよね!あー、格好よかった!」




そんな奈美のように、

格好いい、と簡単にいえれば

いいのに。





まっすぐ家に帰りながら、

今日の野球部の打ち上げには

チアもいくのかな、とか

そんな小さいことで

悩んでいるじぶんが嫌だった。