試合は七回表まで0-0で進み K大の攻撃中。 チアは、バッターの名前が かかれたパネルをくるくる まわしながら応援を続ける。 そんなとき。 タテの名前が呼ばれた。 「代打、タテノ」 すかさずチアが新しい パネルをとりだす。 応援団全員がタテノ、を コールする。 まどかの腕に鳥肌が たった。 緊張と昂揚。 自分でも抑えられない気持ち。