未来は彼の顔を
見上げた。
ドキ... にくいけど
すごいイケメンかも。
髪型はちゃんと
整えられてて
制服もちゃらいけど
似合ってて
そして何より
未来が一番
目を奪われたのは
耳元でゆれてる
十字架のピアス。
なんとなく...
彼にすごいぴったりって
感じだった。
未来が彼を思わず
見つめていると
彼が「もしかして
俺にほれた?」
ドキ....
あ..またドキドキしてる
彼はにやっと笑いながら
そーゆーと
「俺もお前気に入った」
とSな口調で言った

未来は胸がドキドキ
しすぎて破裂寸前で
何も言わないで
いると
「やべ!俺用事
あるんだった...」
彼はそういうと
「もう一度俺に
会いたいなら
ここにこい」
そう言うと
未来にメモを渡した。

渡してすぐ彼は
走っていって暗闇に
消えてしまった。

未来はしばらく
たたずんでいると
暗闇に光る何かが
見えた...
手にとってみると
それは...さっき
彼がしていた
十字架のピアスだった

名前も知らないまま
行ってしまった彼

この急すぎる出会いが
私たちの恋の
始まりだった...