「厳しいこと言うかもしれないけど、もしかしたら潤先輩は結構軽い人なのかもよ?」



「え〜」



そうなのかなぁ…




でも…部活には一生懸命だし、グラウンドの後片付けも最後まで1人でしてるし…



いい人だと思うんだけどなぁ…




「あ、それと、携帯は諦めなよ!!」



「えぇ!?そんなぁ…」


友達のメアドとか入ってるのに…



「どこで落としたのかもわからないし、
しかも昨日あの人だかりの中に落としたなら絶対返ってこないよ。」



「ショック…」


あたしの携帯〜…




「ほら、元気出して!!
もしかしたら運良く誰かが拾ってくれてるって可能性もなきにしもあらずでしょ!?」




愛結…今そのフォローはちょっと…



「いいもん…諦めるよ〜…」






こうしてあたしはテンションが低いまま、午前を過ごすのだった。