ふしだらエデュケーション

気を取り直して授業再開。

と思いきや、挙手をする生徒が目に入る。

廊下側の列。

前から二番目の席。

菊間君だわ。

何かを訴えかける深刻な眼差し。


「ど、どうしたの菊間君?」

「……先生、ちょっとトイレ行っていいですか?」

「と、トイレって……菊間君あなた……」


しきりに腰をくねらせている彼に、ゆっくりと歩み寄る。


……そう。

我慢できなくなっちゃったの菊間君。

無理もないわよね。

私の授業を受けているわけだものね。

こんな近くに魅惑の女教師がいるわけだものね。


「どうしても……我慢できないの……?」

「はい、すいません」