ふしだらエデュケーション

「五十嵐君ね?」


つかつかと五十嵐君の席に向かう。

白い携帯電話を咄嗟に隠したのも見逃さない。


「ダメじゃない、授業中なんだから」

「ごめん、先生……」

「今日一日没収よ。一応校則だからね」

「勘弁して、先生……」

両手を合わせて拝むようなポーズ。


「ダメよ。規則は規則なんだから。出しなさい携帯電話を」

「それだけは勘弁して……」

「ダメだってば。ほら、出しなさい」

「今回だけは見逃して……」

「ダメ。出しなさい。出せばスッキリするんだから」

「マジ頼むよ、先生……」

「出しなさい。スッキリするんだから、ほら。気持ちよく出しなさい。五十嵐君のを先生に出して」

「そこをなんとか……」

「出して! 先生に思いっきり出して! 五十嵐君の白いやつ先生に出しなさい!」

「うう……」