ふしだらエデュケーション

でも、彼なんてまだ可愛いほう。

野球部の鬼塚君なんて、もっとたちが悪いわ。

なんなのよ、その坊主頭は。

なんて卑猥な頭の形してるのよ。

そんな頭を見せられたら……想像するモノは一つしかないじゃないの。

存在自体がセクシュアルハラスメントだわ。

通りがけにサラリと頭を撫でてみる。


でも、なんと言ってもこのクラスで一番危険なのは彼――委員長の曽根君ね。

ザ・モスト・デンジャラス。

絵に描いたような優等生だし、理想的なクラス委員長だと言えるかもしれない。

けれど、本当に危ないのは彼みたいなタイプ。

ご覧なさいよ、あの目を。

銀ぶち眼鏡の奥で、怪しげな光を放つ切れ長の瞳。

あれは鬼畜の目だわ。

今だってきっと、私を慰み者にする姦計を巡らせているに違いないわ。

私をたらし込むために、緻密で狡猾で恐ろしい計画を練り上げているのよ。

放課後に人気のない廃校舎の一室へ私を誘い込んで唐突に背後から襲いかかりあっという間に身ぐるみを剥いでから手足を縛り上げ許しを請う私をあざ笑いながらじわじわと嬲るように私の体を弄んで終わりのない陵辱は身の毛もよだ

『ピロロロロロロロロ。ピロロロロロロロロ……』


携帯電話の着信音。

授業中だと言うのに一体誰?

音のした方向に目をやると、明らかに動揺している生徒が一人。