「こっちは失恋倶楽部だよ!よろしくね」ってズボラっこが大声で言った。

それでこのヘアブラシがいる子はもう少し分かんなくなりました。

「失恋倶楽部?」と私が言った。「聞いたことないけどなにこれ?」

ズボラっこのせいで気づいてなかったけど目の前に宮沢エイコが立ってた。

「アタシ達があなたの場合がある子を手伝う倶楽部なのよ。」って三年生の宮沢エイコがちょっと近づいて言った。誰よりもこのコが〝完璧〟な気がした。

モテっ子。

美人。

キレイで普通に静かそうな女。

どうしてここにいた?このクソガキと。勘違いのはず。