だが優真は顔には出していないが内心焦っていた。 (…っ、疲れてきた…。) 体育の授業の時にくらいしか運動をしていなかった為か体力の消耗が早い。このまま続けていたら、日頃から鍛えている藤堂についていける筈はない。 ──早く終わらせないと。 その時藤堂が竹刀を振り上げた。 優真は素早く藤堂の懐に入り胴を取ろうとする。 が、ぎりぎりで竹刀を弾かれた。 体力の限界だった優真は、次に繰り出された藤堂の突きに反応が遅れた。 「うっ…」 ──カランッ… 「勝負ありだね」