───
─────…
ゆらりと灯火が揺れた。
「近藤局長、…土方副長もこっちにおったんか」
音もなく近藤の部屋へと現れた山崎に近藤は唖然とし、土方は眉を潜めた。この突然の来訪に土方は嫌な予感が過る。
「…山崎、どうした」
「佐々木愛次郎が朱雀の藪中にて斬られ……傍には自害した女一名」
「お前が見つけたのか」
「いや、優真が」
「…そうか。辻斬りか」
「そこいらのあほな辻斬りとはちゃうやろーな…、疵口から見て腕のたつ者ってとこか」
「…分かった。すぐに隊士を向かわせる。お前は、案内をしろ」
「承知」
山崎がこの部屋から煙の様に居なくなると、近藤が口を開く。
「歳…佐々木君は駆け落ちの途中でだろうか」
一刻程前に見付けた佐々木からの文を見つめながらぽつりと呟いた。
「わかんねぇ……近藤さんは此処に居てくれ、俺は少し様子を見てくる」
「あぁ…気を付けて」
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ゆらりと灯火が揺れた。
「近藤局長、…土方副長もこっちにおったんか」
音もなく近藤の部屋へと現れた山崎に近藤は唖然とし、土方は眉を潜めた。この突然の来訪に土方は嫌な予感が過る。
「…山崎、どうした」
「佐々木愛次郎が朱雀の藪中にて斬られ……傍には自害した女一名」
「お前が見つけたのか」
「いや、優真が」
「…そうか。辻斬りか」
「そこいらのあほな辻斬りとはちゃうやろーな…、疵口から見て腕のたつ者ってとこか」
「…分かった。すぐに隊士を向かわせる。お前は、案内をしろ」
「承知」
山崎がこの部屋から煙の様に居なくなると、近藤が口を開く。
「歳…佐々木君は駆け落ちの途中でだろうか」
一刻程前に見付けた佐々木からの文を見つめながらぽつりと呟いた。
「わかんねぇ……近藤さんは此処に居てくれ、俺は少し様子を見てくる」
「あぁ…気を付けて」

