気がつくと、あたしは巧からケータイを受け取っていた。
「そう真実よ。安堂さんに伝言を頼んだとおり、アイの恥ずかしい画像は、この世に存在していない。ソレが真実よ。だからアイはキクチ・ヨーコの操り人形になんてなる必要ないから」
「ソレ、どーいうこと…?」
もしも彼女のいうとおりだとしたら、ソレはあたしにとって喜ぶべきことだけど、また思いっきり半信半疑のままだ。
「文字通り、存在しないのよ」
本当に存在していないんだとしたら、昨日は、キクチ・ヨーコのいうとおり“売り”をしなかったけど、ネット上にはあたしの恥ずかしい画像はバラまかれていないことになる。
「ホントに……本当にアノ画像は存在しないの?」
どうしても信じられなかった。
「本当に存在しないよ。だって、あのとき、みぞうちを突かれて気絶したアイは当然知らないことだけど、あのあとキクチ・ヨーコは友達であるあたしに、アイをあられもない格好にさせて恥ずかしい画像を撮影するよう強要したの」
「…ってことはユーがソノ画像を撮影したってコト?」
「そうよ。あたしの裏切り行為が本気かどうか試すっていう意味があったのと、それに何より、あのオンナが自分自身の手を汚すのがイヤだったという理由から、全部あたしにやらせたの」
「そう真実よ。安堂さんに伝言を頼んだとおり、アイの恥ずかしい画像は、この世に存在していない。ソレが真実よ。だからアイはキクチ・ヨーコの操り人形になんてなる必要ないから」
「ソレ、どーいうこと…?」
もしも彼女のいうとおりだとしたら、ソレはあたしにとって喜ぶべきことだけど、また思いっきり半信半疑のままだ。
「文字通り、存在しないのよ」
本当に存在していないんだとしたら、昨日は、キクチ・ヨーコのいうとおり“売り”をしなかったけど、ネット上にはあたしの恥ずかしい画像はバラまかれていないことになる。
「ホントに……本当にアノ画像は存在しないの?」
どうしても信じられなかった。
「本当に存在しないよ。だって、あのとき、みぞうちを突かれて気絶したアイは当然知らないことだけど、あのあとキクチ・ヨーコは友達であるあたしに、アイをあられもない格好にさせて恥ずかしい画像を撮影するよう強要したの」
「…ってことはユーがソノ画像を撮影したってコト?」
「そうよ。あたしの裏切り行為が本気かどうか試すっていう意味があったのと、それに何より、あのオンナが自分自身の手を汚すのがイヤだったという理由から、全部あたしにやらせたの」


