東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~


バレた…。

ウソが全部バレてしまった……。


「お前、俺にウソついたんだよな? 病気で余命は夜中の0時までなんて全部ウソだったんだよな? えっ、どうなんだよ? ウソならウソってハッキリ言えよ」

落ち着き払った声だったけど、その静けさが怖かった。

逆に声を荒げて怒鳴られたほうが分かりやすくて、コッチもリアクションがとりやすい。

なんで彼が声を荒げないのか分からない。だけどウソをつかれて喜ぶヒトなんて、この世にいやしない。

どこの馬の骨とも分からない女子高生にダマされて、いいように振り回されて、これでムカつかないヒトなんていないと思う

あたしが彼の立場ならブチ切れても仕方ない、って思う。

だから、あたしは素直におのれの非を認めた。


「う、ウソだよ…」


「………」


「…ってか、みんなにいじめられたから、午前0時にビルから飛び降りて自殺するつもりだったんだ……」