東京エトランゼ~通りすがりの恋物語~

「ン?」

「あ、あたしね……あたし、今ようやくアシくんに抱かれる決心したんだ……なのに、もし、いまアシくんがどっか行っちゃったら、せっかくの決心がにぶっちゃいそうで……だから、そのままで……お願い……あたし、別に汚いとか不潔だとか思わないし……」

「そっか……分かった」

そう言ってベッドに座り直す彼。

「じゃ、クリスもこっち来いよ」

「うん…」

あたしは緊張しすぎて、手と足がいっしょに前に出ちゃいそうだったけど、ぎこちなくならないよう気を付けながら、彼のほうに歩いていった。

「ココ、座れよ」

「う、うん…」

心臓バクバク状態で、震え気味の声で答えると、彼の隣に静かに腰を下ろすあたし。



いよいよ…なんだね……。



ややあって彼が、あたしの耳元で囁くようにして言った、