~天使はふたたび舞い降りる~

四季は、すっかり酔ってしまった。

「悲しいの・・・
気持ちを伝えたい・・・
でもこのままでいいのかも・・って」


「四季、家どこ?
送るからさ~」


「うち?あ~うち行こうよ~
ヨッシー~
うちは近いから~
歩いて行けるよ~」

清算を済ませて

「タクシーに乗れば?」
そう言ってみたが

「大丈夫!大丈夫!」
フラフラしながら歩き出す。
まだ歩道は凍っているから
何度もこける。


  参った~
  付き合って送っていくか~


四季の手を取って
四季が歩く方向を信じて
歩き出す。


吐く息は真っ白

「俺、酔いさめたし~」

「大丈夫!大丈夫!」

四季は楽しそうに笑った。


「行くよ~!!ヨッシー!!
ついておいでよ~」


ケラケラ笑った。
俺の女友達にはいないタイプの
四季は新鮮に思えた。


歩来に似ている笑い顔
やわらかそうな体

一瞬癒し風に思えたが
かなりの思いがけないキャラで

  けっこういいかも~

一人でいる時・・・・
俺は最近しんどくなっていた。
奈楠が一緒に住むようになって
楽しくなったけれど
やっぱり心はしんどかった。


暖かい心に
触れてみたくなる

  俺も寂しいのかな~


四季が笑顔で振り向いた。