「グズグズしてんじゃねーよ!!」
怒号が飛び
発砲スチロールの箱が飛ぶ。

「おめーは女見たい顔しやがって
顔気にする前に魚でのさばけ!!」



生鮮とくに魚は気が荒い




「はい、すみません。」

  女みたいな顔はよけーだろ


「佐川、今までチャラチャラした
部門だったからな。
ここは時間と新鮮さ
そして
安全で安心な
商品を扱うからな。」



「はい!!」

耐えるしかない。
温情に報いて、またやり直すには
ここで生きていくしかない」



休憩室ではあまりの疲れに
眠ってしまった。


「…この人かい?
副店蹴って魚に降格したって、」


「かわいそうに
エリートだから、やられてるよ。」


起きることもできず
ただ寝たふり


「それにしてもいい男だね~
これでエリートだもん」


「それも反感買われるんだよ。
これだけいい男だし。
男の嫉妬はもっとすごいよ。」


休憩室ではパートと一緒が
多くなった。


パートと顔みしりになり
いろんな情報を仕入れた。
改善してもらいたい
あの社員はどーだ


厳しい言葉に
パートを敵に回すと怖い


そう思った。