その時チャイムが鳴り続いた。


カメラには何も映らない。



 なんだ・・・
 気味悪いな



雷が近くで鳴った。



またチャイムが鳴る。


「誰?」


「…四季です……」


「四季?」


俺は慌てて鍵を開ける。




そこには
びしょ濡れになった
四季が泣きそうな顔で立っていた。



「いきなりこの天気なんだもん。」



白いワンピースが
下着を浮かびあがらせていた。


俺はドキドキして
バスタオルを持ってきて
四季にかけた。



「ごめんなさい。
どうしても話がしたくて…」


四季の目がうるんでいる。


「俺もしなきゃって
思ってた。」



そう言って
四季を部屋にあげた。