「すごく幸せだった・・・
ありがとう・・・・
わがまま聞いてくれて・・・・・」



「ありがとうなんて言うな。」



「ごめんね・・・・。」



「だからごめんねでもない。
おかしいぞ。奈楠・・・・・。」




「うれしかっただけ・・・。」



「ばかだな~」
俺は笑った。



「さ~!!仕事行ってくるか~!!」




「もう朝食できてるよ。」




「え?何時に起きた?」


奈楠はベットから立ち上がった。



「眠れなかったのか?」



「寝ちゃうのがもったいなくて・・・」




「どうして?
これからだって一緒だろう?」



「うふふ・・・・
そうだよね。そうだよね。
なんだか今日が特別なような気が
しちゃって・・・・」



奈楠が笑った。