~天使はふたたび舞い降りる~

フ~・・・・・

俺は今
大好きな春にいる。


昨日まであった雪のことも
忘れて


あたりは緑の新芽で
希望に満ちている。


向こう側で
誰かが手を振っている。


「早くおいでよ。」



目を凝らしてみる。



四季が手まねきをしていた。



「結婚するんだろ?」


四季は何も言わない。
その代り
「早く 早く~」と叫ぶ。



俺は四季のところに行こうと
するほど
足元の花に足をとられる。




「四季!!
こっちにこいよ!!」



「あなたが来てよ!!」
四季が走り出した。




「四季!!」


そう呼んで
振り向いたのは
奈楠だった・・・・・



奈楠は悲しげな顔で
俺を見つめた。


「・・・ごめん・・・・
奈楠・・・・・」



奈楠は消えた・・・・・