「奈楠、あいつこれから
そっちにいくかも知れないから
絶対あけるなよ、
出なくていいからな」



「・・・はい・・・・
そっちに行ったのね。
あいつ・・・
迷惑かけてごめんなさい・・・」


動揺している奈楠が
かわいそうだったが
仕事が忙しくどうしても帰れなかった。




ドアを開けなければ
大丈夫だろう。


仕事場に現れた林は
きっとこれから
嫌がらせをするだろう。




正直
途方にくれた。




仕事では
今大事な仕事を抱えていた。
林のせいで
ぽしゃるわけにはいかなかった。