「だまされるな~
あいつは母親と同じ顔で
だますぞ。
おまえだって、妹の顔して
近寄ってくる奈楠が
実は、女だったりして~」


林はいやらしく笑った。


「ちゅ~か
もうだまされてやっちまったか?」



仕事じゃなかったら
ぶん殴りたかった。




「俺も誘惑されたからな~」




  気ちがいだ



「失礼します。」




「これから奈楠のところに行ってみるか~」




林はニヤニヤして
去って行った。



慌てて携帯で電話をした。