お風呂から奈楠があがってきた。



「寒いからな・・・
こっちにおいで。」

ストーブのところに
奈楠がぺたっと
座った。



「カゼひくなよ。」


温かいココアを差し出した。



「芳樹・・・・」


「うん?」


「私、魅力ない?」


「い~や。すげー魅力あるよ。」



奈楠のイライラがここにあった。




「嘘!!ボロボロだから?
だから・・・・・・」



奈楠は言葉をのんだ。




とうとう直球で入ってきた。