「ごめんね~
お祝い買っている時間がなくて
急いで向いの花屋さんに
飛び込んで
作ってもらってきた!!」



「すご~い!!きれい!!」
奈楠は大喜びだった。



「メールかえってこないから
心配してたのよ。」


「ごめん~
忙しくて・・・・」



「わざわざありがとう。」


「奈楠、芳樹さんといっぱい
楽しんでね。
やっと一緒にまた暮らせるんだもんね。」



「うん!!亜恋も彼と遊びにきてね。」



「もちろん、またメールするから。」


亜恋は
奈楠を抱きしめた。



そして俺の顔を見上げて
悲しそうに笑った。



そして
俺たちを見送ってくれた。



奈楠は何度も振り返って
亜恋に手を振った。