~天使はふたたび舞い降りる~

振り向いたとき
後ろで抱きついているのが
四季とわかって
俺は混乱した。


「芳樹?」


「あ、あ、・・・ごめん
電波が悪いみたいだな。」


「今どこなの?」


「帰る途中だよ。」


「あ、運転中か~
ごめん、ごめん
危ないから電話切るね。
ついたらメールしてね。
おやすみ、芳樹。」


「・・・おやすみ・・・
奈楠、いい夢みろよ・・」


俺はそう言って
携帯を切った。


心臓が破裂しそうだった。
この動揺が
奈楠に伝わらなかったか
心配になった。