「警察でもなんでも
お願いしますわ。」


そういって電話を一方的に
切ってしまった。


  なんだ・・・こいつ・・・


「あの人にとっては
どーでもいいんだよ・・・。
ただ、そばにいたら殴るだけ」


  気に入らないと
  よく殴られたよな~



「もう二度とするな。
約束だからな。」



「は~い。」


気のない返事

「きみは、なぜおとうさんと
一緒に住まないんだ?」


「あなたに関係ないじゃん。」


「あ、ごめん・・・
そうだったな。」
ついついしつこく聞いてしまった。


奈楠は横を向いた。