「私、邪魔でしょう?
こんな事ばっかりいって
ウザイでしょ?
わかってるの・・・・・・
こんなこといって
にーにーを苦しめたら
嫌われて・・・・
今度は・・・・・
今度こそ一人になるって・・・」


「俺が悪いよ・・・
おまえは悪くないから。」


「今の仕事が安定したら
ここを出て行きます・・・・
にーにーの人生を
邪魔したくないから・・・・」



「そんなことしなくていい。
ここにいていいんだから・・・
そんなこと言うな。」


「ごめんなさい。
これ以上ここにいたら
にーにーに嫌われるから・・・
にーにーの人生を
邪魔するだけよ・・・・」


「邪魔って・・・
妹なんだぞ・・・・・?
俺は知ってるんだ。
おまえは俺と同じなんだ・・・・
孤独で寂しかったから
少しひねくれたんだ・・・・
俺と同じなんだ・・・・・・」




「妹・・・・・?」


「そうだよ、妹だよ。」


奈楠は
俺の顔を見つめた。



「妹?うふふ・・・」
奈楠が笑い出した。


「奈楠?」



「違うよ。
他人じゃん・・・・
血もつながってない・・・
たった、2年間の家族でしょう?
私にはお兄ちゃんだった記憶もない・・・」



そう言ってゲラゲラ笑って
崩れ落ちた・・・・


  傷つけてしまった・・・


罪悪感が広がる