いつも通りの朝。

奈楠が起きてきていない。

「あいつ・・・寝坊だな~」

部屋をノックした。
「奈楠、遅れるぞ。」

「にー・・・」

部屋から声がした。
「どうした?」

「ごめん・・・・身体がだるい。
ご飯てきとーに食べて。」


「カゼか?」

「うん~~仕事は昼からだし
もう少し寝てる。」


「そっか~ちゃんと薬のめよ。」


「はーい、いってらっしゃい~」

布団から顔半分出して
手を振った。



「布団かけろよ」


部屋のドアをしめた。


昨日帰り寒かったかな~


風邪薬をテーブルに置いて
仕事に出かけた。