私は今
その腕の中にいた。


暖かくて
いい匂いのする胸に
抱きしめられながら

  幸せ

ってつぶやく


孤独なもの同志が寄り添って
一緒にいる
即席の家族だったけど
それでも私は幸せ・・・・




そばにいれば
そばにいて
あなたを感じるたび
私は・・・・


あなたを愛してるって叫ぶ



あなたは知らない
私の気持ち

言葉にしたら
この幸せが壊れてしまうような
そんな恐怖感が
私を止める・・・・・


  今あなたにしがみつく私の
  気持ちを感じて欲しい


私の体中で
狂おしいほど
芳樹を愛している


初めて見たあの一枚
それから・・・・・
ずっと私はあなただけだった。


暗闇から救ってくれる希望の
全ては
あなたの存在だった


心の全てを吐き出せない
あなたを失ってしまうのが怖いから


でも愛してる
私の全てかけて・・・・・
私は必死で芳樹にしがみつく。