結婚式からの帰り道
俺はなぜか
ブーケを持っていた。


あのあと
「芳樹も幸せになりますように」
そういって、
俺にブーケを握らせた。


みんなが爆笑の中

俺はこの美しいブーケを
もって
これから遅番の仕事に向かう。



雪と歩来の美しい絵が
目に焼きついていた。


龍崎 歩来 は
今日
俺の義妹になった。