TOKYO TROUBLE HOLIC

取調室に連れてかれ、俺は席に座れと言われた。
目の前には二人のおっさん。
俺は小さな部屋で大声を上げた。
「こんな暇はねぇんだよ。出しやがれ。」
小太りのオヤジは簡単に言いやがった。
俺が認めない事実を。
「歩と言ったな。お前が乗り込んだ学校、彼女が通ってるとこだな。その彼女も死んで、確かめに行ったらしいな。その場にいた、クラスの女が証言したよ。」
今度は小さな声で力強く呟いた。
「……でねぇよ。死んでねぇよ。」
頭の中で、何かが切れた。
俺は立ち上がり、椅子を蹴飛ばした。
「香織は……香織は死んでねぇよ。」
もう一人のオヤジが俺を抑えた。
小太りオヤジはため息を吐き、俺に言った。
「ふぅ。認めたくないのはわかるが。まぁ、釈放だ。その目で確かめてこい。」