TOKYO TROUBLE HOLIC

電話をしようとしたが、なかなかできない。
まだ電話する前なのに、すげぇ緊張する。
隣に携帯を置き、小説を読み始めた。
内容が頭に入らない。
ただ、時間が過ぎるだけ。
それに、頭の中に存在する変なモヤモヤ。
自分の情けなさに、イライラする。
何もしなければ始まらない。
前に自分で言ったけな。
思ったら、すぐに行動。
よしっ。
小説をテーブルに置き、俺は携帯を取った。

今から会いに行く。
伝えたいことがあるから。
そう言って、俺は急いで家に向かった。
綾の元に。
走って、走って、走りまくった。
いつ以来かな。
こんなに息を切らすまで、全力疾走したのは。