姉弟道

*゚。桃護Side。゚*

その夜。

「それで、デートをすることになったの?」

そう言った俺に、
「しょーゆーこと」

アズにぃがまたどこからかしょう油を取り出した。

「飽きたよ、それ」

俺が呆れたように言うと、
「…はい」

アズにぃがしょう油をしまった。

どこから出てくるんだよ、それ。

いい加減に飽きたっつーの。

「すみれさん、あきらめてくれるの?」

そう聞いた俺に、
「俺としてはそうして欲しい」

パクッと、アズにぃは形がいびつな大福を口に入れた。

「つーかさ、何で覚えてなかったの?

本人はしっかり覚えてたのに」

モゴモゴと口を動かしているアズにぃに質問したら、
「リコに片思いしていたからだよ!」

質問の答えが返ってきた。

はいはい、そうですか。