姉弟道

あー、飯を食い終わったら着替えて洗濯しなければ…。

そう思いながらふきんでジーンズを拭いている俺に、
「ごめん、変なことを言って…」

樫野は目を伏せて反省していたた。

「別に気にしてないからいい。

で、何?」

そう言った俺に、
「…一緒に映画なんて、どうかなと思って」

樫野は呟くように言った。

…やっぱり、俺の聞き間違いじゃなかった。

けど、俺の頭の中にあるいい提案を思い出した。

「別にいいけど、1つだけ条件がある」

俺がそう言ったとたん、樫野は不思議そうに首を傾げた。