姉弟道

そう言った俺に、
「だよね」

桃坊が納得したように返事をした。

「俺は、リコしか見えねーから」

そう言ったとたん、俺はとても恥ずかしくなった。

でも、事実である。

俺には、リコしかいらねーから。

いつもケンカばっかりだけど、それでもいい。

俺は、子供の頃からあいつが好きなのだから。

ずっと前から、あいつだけを見てきたのだから。

子供の頃からずっと、リコが好きだから。

恋は盲目だなんてよく言うけど、あれはどうやら本当みたいだな。

俺は子供の頃から他の女なんか眼中にないって言うくらい、リコしか見えてねーのだから。